17   約/束
 
 
 
 
我が (この星の?)
幼年期の終わり
私は 6つの少年で ありまして、
科学の雑誌は
少國民(少移民者?)の 心を くすぐっていた。
『地球ができて、約四十億年、経ちました。』
 
  それから二〇年 私は
  この星(地球?)で、無為の生を
              享楽いたしました。
 
そして、
青年(非國民?)に成長した 私が
テレヴィのブラウン管から
無作為に 流される聲(ヴォイセズ、ノイズ?)に
ラッキーにも 耳を澄ます 機会に恵まれると
誰かが 電磁波を使用して 正式に発表する。
『地球ができて、約四十五億年、経ちました。』
 
     クドイようだが、
     6つの少年が、非國民に、
     成長するまでの時間は 二〇年。
     二〇年が、地球の成長の時間では、
     《約》五億年に なっている。
     そんなに 約してもらっては 困るんだ。
 
幾ら 科学が 発達しても
私の成長にかかった時間 二〇年 を
五億年にすりかえてもらっては 困るんだ。
《約》なんてコトバを使っても
二〇年は二〇年 五億年は五億年 なんだ。
(だろう?)
それに私の記憶さえ 確かならば
私は ずうっと あれから二〇年 も
地球に住んでいた、はず、だ。
 (断定が、弱くなっていく、のだ、・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ )
 
     いままで、私の肉体のうえに 流れた
     時間の《束》が 私の人生。
     天文学は 『私の人生』を ひょいと超越する。
     Speak easily.
 
昼の月を いまでも よく見る。
昏い青空に輝く その星は まるで地球のようだ。
そうか 私は いつしか あの星から 逃げだして
この 呼び名の分からぬ星に 定住したのか。
 
   それならば、別離した、妹のような、あの女と、
   再会の《約/束》を果たせるのは、イツ、イツのこと、・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 。 
 



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